千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 配属先決定!

6月のもてぎ大会が終わってから、ミーティング後は部室の大掃除を兼ねて室内の配置換えを行いました。

これまでよりも効率を重視した配置となって仕事もはかどりそうです。

 

配置換えを行ったのは物だけではありません。人員配置も同時に行われました。

自動車部にはエンジン班、ボディー班、タイヤ班と大きく3つの班に分かれて作業をおこなっています。どこに配属が決まるかその年によって希望だけで決定することもありますが、今回はまずは顧問によるエンジンについての講義の中で考察課題を全員に課し、その考察の観点からそれぞれの適性を見て顧問が配属先を決定しました。

 

 

これまでボディー班で活躍していた2年生の前﨑くんはエンジン班へ異動となりました。

実はこれまで2年生の代にはエンジン班の配属がありませんでした。

「2年生の途中からの配属なので不安が大きいです。2年生は自分ひとりで、内容をしっかりメモして、3年生の引退後、その後の後輩たちに正しく引き継げるようにしたいです。責任重大ですが、選ばれたからには頑張ります。」

今日は早速エンジンについてのお勉強。新配属と言えどもそこはさすがに2年生、エンジンに使われる工具などを1年生に教えていました。

 

同じくエンジン班に配属されたのは1年生の小関くん。

「エンジン班は自分から希望したのですが、覚えることもたくさんあるし精度も求められるので大変そうです。前﨑先輩もエンジン班は初めてだということなので、3年生が引退する前にいろんな情報を引き出して、しっかりと次に引き継げるようにしていきたいです。」

 

その頼りにされているエンジン班の3年生石塚くんは「教えることはたくさんあるけど、自分たちが分かっていないこともたくさんある。教わったとしてもそれを自分が理解できないと意味がない。」と話してくれました。

「どうしてこんな形をしているのか、それがどういう働きをするのか、暗記ではなく意味をしっかり理解すれば、間違いにも気が付くし、後輩からの質問にも答えられる。」

本校自動車部では顧問をほぼ介さず先輩が後輩を指導していきますが、伝承の伝承になってその作業本来の意味が伝わっていないことも多々あるようです。そこで今回は顧問がイチから指導をすることになりました。

石塚くんは「1年生の早い段階で先生から教わる小関くんがうらやましい。」と言いながらも「分からない時は、分かったふりをせずに質問をする、そしてしっかりメモを取ること!」と後輩にも自分にも言い聞かせながら、これからたくさんのことを吸収するんだという意気込みを見せてくれました。

同じくエンジン班の3年生、部長でもある田中くんが最後に「このメンバーで頑張ろう!」と結束を誓っていたのが印象的でした。

 

今回、新しく開設されたのがコンピュータ班。

コンピュータ班の新設を提案した2年生の秋山くんは「コンピュータ班がいることで、今までそれぞれの班でやっていたパソコンを使う仕事がスムーズになると思います。」と実はずっと問題点を見据えていた様子で話してくれました。

ただコンピュータ班のメインの仕事としては、大会時のラップタイムを自動で積算してくれるプログラムを作るのが目標なのだとか。

色んなアイディアが浮かんでくるようで、矢継ぎ早に話してくれて「実際にやってみないと分からないんですけど」と早く着手したくてたまらない様子でした。

今日は早速パソコンとスマートホンを同期させるプログラムに着手したようでした。

 

共にコンピュータ班を立ち上げた1年生の牛玖くんも「パソコンをいじるのはもともと好きです。プログラムは触ったことがありませんが、しっかり勉強していきたい。」と話してくれました。

 

配属先が決定したことでそれぞれの目標が明確になったからか、今日の活動はとても活気があるように感じました。

秋に行われる全国大会に向けて、いよいよエンジン始動です!