千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 マニアックタイヤ部員

新型マシンを製作している間は、日に日に完成形に近づいていくのが目に見えるので、部内でも活気が出てくる時期だと思います。日も長くなり、暖かくなってきた気候も手伝って、3年生が抜けたばかりの時期に比べると雰囲気が明るくなったように感じます。

 

そんな中で黙々と作業に取り組んでいる1年生の相野谷くん。

「自動車が好きだから、学科だけでなくいっぱい携わりたいと思って自動車部に入部しました。」

と言う相野谷くん。

でも実際は進路を決める時期に母親から自動車部の話を聞いて、自動車部に入るためにこの学校に入学を決めたそうです。遠方からの通学なので苦労も多いかと思いますが、好きなことに向かって一直線です。

 

そんな相野谷くんは今は同級生の篠田くんと一緒にタイヤ班で活躍しています。

実際に部活動に加わってどうだったか尋ねてみると、

「一つ一つの作業が難しくて、手順を覚えるのも大変です。タイヤに空気を入れるときも、手動で5kg/ ㎠というのは体力的にも結構キツイなと思いました。」

となかなか苦労している様子でした。

それでも普段は篠田くんと仲良く新しいことにチャレンジして、充実した様子で活動に参加してくれています。

タイヤ班の作業の中で一番好きな作業は?と聞くと

ちょっと細かいことなんですけど…と断りを入れてから「タイヤチューブを組み込むときに滑りやすくするためにベビーパウダーを塗るんですけど、その作業が好きなんです。」

となかなかマニアックな回答で周りには伝わらない気がしますが、本人は本当に好きそうににこにこ笑顔で話してくれました。

一緒にタイヤ班の作業をしている篠田くんは「サポーターですね、もう一人の自分みたいな存在です。信頼できます。」と言いながら、いつも篠田くんがリードして指示を出すことが多いので、「指示がなくても自分でできるようになってほしいです」と話してくれました。

 

相野谷くん自身も「今は篠田くんにリードしてもらっていますが、4月になって後輩が出来たら、篠田くんがいないときでも後輩を指導できるようにならなくてはと思っています」と意気込んでいました。

 

そんな相野谷くんですが、部長の永長くんに話を聞いてみると

「相野谷くんは1年生の中で一番入部するのが早くて、後から入部してきた同級生部員に作業を教えてくれていました。4月になったらきっと後輩にも率先して教えてくれると期待しています。」

と話してくれました。

「一緒に作業をしている篠田くんとは相性も良いみたいです。2人がタイヤ班の先輩になったら、篠田くんが緩んでいるときも、相野谷くんが少し締めてバランスをとってもらえると思います。」

とそれぞれの良いところを引き出せるように考えてくれているようでした。

 

4月になって後輩部員を迎えた相野谷くんたち新2年生がどんな先輩ぶりを見せてくれるのか、楽しみです。